「副業で稼ぐなら、まずはSNSのアカウントを作って毎日発信しなきゃ」 「フォロワーを増やして、認知を広げないと商品は売れないよね」
マーケティングを学び始めた多くの人が、思考停止でこの「足し算の罠」にハマっていきます。 毎日タイムラインに張り付き、いいね周りをし、中身のないお洒落な投稿を繰り返す。そして、どれだけ時間を溶かしても1円も稼げずに疲弊していく……。
ハッキリ言います。その「とりあえず認知を広げる」という空中戦、今すぐやめてください。
どれだけSNSで何万人に見られようが、肝心の「売れる仕組み」が地べたに組まれていなければ、売上は永遠にゼロです。穴の空いたバケツに、必死で水を注ぎ込んでいるようなものです。
必要なのは、無駄な発信の引き算です。 SNSを頑張る前に、あなたが最初にやるべきことは、たった一本の「売れる導線(仕組み)」をカチッと完成させることです。
1. 人間が動くのは「フォロワー数」ではなく「棚の高さ」である
なぜ、認知を広げるだけでは売れないのか。 以前の記事で紹介した「ポテトチップスの法則」を思い出してください。
スーパーの棚で、ポテトチップスを「一番手に取りやすい真ん中の段」に置くか、「しゃがまないと届かない一番下の段」に置くか。ただそれだけの環境の差で、売上が2倍も変わるという行動経済学の事実です。
人間は、自分が「強い意志」や「発信者のファンだから」という理由で動いていると勘違いしていますが、本質は違います。ただ「そこにあって、自分にとって一番楽だから」という本能の理由で動いているのです。
これをマーケティングに置き換えてみてください。 SNSでどんなに熱い発信をしていようが、興味を持ったユーザーがあなたのプロフィールを開いたとき、
どこから商品を買えばいいのか分からない(一番下の段)
リンク先を開いても、お洒落なだけで何が言いたいか分からないページが広がる(迷路)
購入手続きの入力項目が多すぎてめんどくさい(挫折)
こんな状態になっていたら、ユーザーはその瞬間にスマホの画面を閉じます。SNSのフォロワー数という空中戦の数字をどれだけ足し算しても、地べたの「棚の高さ(導線)」が狂っていれば、すべてが水の泡になるのです。
2. 空中戦の前に、地べたに「最強のLP」を一本突き刺せ
SNS発信という無駄な労力を引き算し、まずあなたがリソースを100%集中させるべきなのは、ユーザーの「めんどくさい」を極限まで削ぎ落とした売れるLP(ランディングページ)の構築です。
売れるLPとは、お洒落に着飾ったデザインのページではありません。 人間の行動心理学の型(PASONAやQUESTなど)をベースに、ユーザーの手元に「一番手に取りやすい真ん中の段」をWeb上で再現する仕組みです。
ユーザーが抱えるリアルな痛みをズバッと突く
余計なメニューや他ページへのリンクはすべて引き算し、逃げ道をなくす
スクロールしたまさにその位置に、親指一本で注文できるボタンを置いておく
この「10ミリの無駄も迷いもない一本の導線」が地べたに刺さっているからこそ、そこに10人、100人と人が流れ込んできたときに、確実に売上という成果に変わります。
この仕組みがないままSNS発信を始めるのは、お店の看板(アカウント)だけ作って、中に商品もレジも置いていないガラガラの店舗に必死でビラを配って集客しているのと同じです。滑稽だと思いませんか?
3. まとめ:発信をミニマルにし、仕組みに働かせろ
SNSのフォロワーを増やすゲームは、プラットフォームのアルゴリズムという他人のルールに命綱を握られた、非常に不確実な空中戦です。
そんな空中戦にあなたの貴重な脳のエネルギーをすり潰してはいけません。
まずは、お洒落だけど売れない綺麗ごとのノウハウを引き算する。 そして、人間の本能にダイレクトに突き刺さる「売れるLP」と、迷わせずに買わせる「楽な環境(仕組み)」を、地べたで淡々と作り上げる。
これさえ完成してしまえば、あとは最低限のピンポイントな発信や、影響力のあるインフルエンサーとのコラボといった「最小限のテコ」を動かすだけで、仕組みが勝手にお金を稼ぎ出し、自動積立の原資へと変わっていきます。
見せかけの数字に踊らされる時間はもう終わりです。 今すぐスマホのSNSアプリを閉じ、あなたが作るべき「最強の棚」の設計図を、1行ずつ丁寧に組み立てていきましょう。