
「商品はすごく良い。LP(ランディングページ)の文章もデザインも悪くない。それなのに、なぜか最後の『購入ボタン』が押されない……」
Web担当者のリョウタは、パソコン画面の前で頭を抱えていた。
SNS広告からのアクセスは順調に集まっている。滞在時間も悪くない。しかし、一番大事なコンバージョン(成約)に至る手前で、読者の大半が離脱してしまっているのだ。
見かねたマーケティングコンサルタントのサキが、リョウタのLP画面をスクロールしながら指を止めた。
「リョウタさん。このページ、すごく綺麗にまとまってるけど……『第三者の声』がどこにもないのね」
「あ、はい。まだ新しいサービスですし、自分たちの言葉で商品の魅力やこだわりは十分に書いたつもりですが……」
「どれだけ自分たちで『最高の商品です!』とアピールしても、ネットの読者は『それって販売者の自画自賛でしょ?』って疑うの。その不安を打ち消して背中を押してくれるのが、実際に使った『お客様の声』なのよ」
サキの指摘を受け、リョウタはすぐにモニターや初期ユーザーから「生の声」を集め、LPに掲載することにした。すると翌月、LPの成約率はこれまでの1.8倍に跳ね上がったのだった——。
第1章:なぜLPに「お客様の声」を入れると売上が激変するのか?
サキが教えてくれた理由は、人間心理に根ざした非常にシンプルなものだった。
1. 「社会的証明」の心理が働くから
人は「みんなが選んでいるもの」「他の人が良いと言っているもの」を正しいと判断しやすい生き物だ。これを心理学で社会的証明と呼ぶ。 見知らぬWebサイトで買い物をするとき、「自分と同じように迷って、実際に試して満足した人」の存在が強力な安心感を生む。
2. 「自分事化」できるから
販売側が語る商品説明は専門的になりがちだ。しかし、同じ悩みを持っていた既存客の言葉を読むことで、読者は「あ、これはまさに私のことだ」「これを使えば自分もこうなれるんだ」と、未来の自分を具体的にイメージできるようになる。
第2章:成果が出る「お客様の声」を集める3つのステップ
「でもサキさん、ただ『良かったです!』みたいな一言をもらっても意味ないですよね?」
「その通り!成果につながる声を集めるには、ヒアリングする質問項目が重要なの」
サキが伝授してくれた、購入検討者の背中を押す「お客様の声」の集め方は以下の通りだ。
STEP 1:アンケートで聞くべき「4つの質問」
ただ感想を求めるのではなく、以下のストーリーが浮かび上がるように質問を設定する。
ビフォー(悩み): 「この商品を知る前、どんなことで悩んでいましたか?」
きっかけ(認知): 「何がきっかけで、この商品を知りましたか?」
決め手(選定): 「購入する際、何が決め手になりましたか?(迷った点は?)」
アフター(変化): 「実際に使ってみて、どんな変化や嬉しい成果がありましたか?」
STEP 2:リアルな写真・プロフィールの提供をお願いする
匿名やイニシャルだけ(例:A・T様)よりも、以下のような情報があるだけで信頼度は何倍にも跳ね上がる。
お顔の写真(または商品を使っている様子の写真)
お名前(イニシャルではなくフルネーム、または活動名)
年代・性別・ご職業や地域
※写真掲載のハードルが高い場合は、「割引クーポン」や「追加プレゼント」などのインセンティブ(特典)を用意して協力をお願いするのがコツだ。
第3章:読者を納得させる!「お客様の声」掲載ルール
「声が集まったら、次はどう見せるかよ。適当に文字を並べるだけじゃ読まれないわ」
サキから教わった掲載ルールは3つ。
ルール1:見出し(要約フレーズ)を太字で大きく入れる
読者は文章をじっくり読まない。ひと目で内容がわかるように、一番伝えたい成果や変化を「キャッチコピー化」して見出しに置く。
NG例: 「丁寧に対応してくれました」
OK例: 「『もっと早く頼めばよかった!』導入後わずか1ヶ月で問い合わせが2倍になりました」
ルール2:手書きのアンケート用紙やSNSの投稿画面をそのまま載せる
綺麗にデザインされた文字よりも、「実際に手書きされたアンケート用紙の写真」や「X(旧Twitter)やInstagramでの実際の口コミ投稿」の方が、圧倒的に生々しく「サクラ(偽物)ではない」という証明になる。
ルール3:ターゲット層に近い声をファーストビュー付近に配置する
LPのターゲット(例:40代のフリーランス)に近い属性のお客様の声をページの上部や目立つ場所に配置することで、訪問した読者が一瞬で「自分のためのページだ」と確信できるようになる。
エピローグ:「声」が教えてくれた本当の価値
サキのアドバイス通りに「お客様の声」セクションを改修したリョウタのLP。
成果が出たこと以上にリョウタを喜ばせたのは、集まったお客様の声の中に「自分たちが気づいていなかった商品の強みや魅力」がたくさん詰まっていたことだった。
「僕たちが売りたいポイントと、お客様が本当に価値を感じて喜んでくれているポイントって、微妙に違っていたんですね」
「そう。お客様の声は、最高のコンバージョンアップ施策であると同時に、最高のマーケティング教材なのよ」
画面越しに届く「ありがとう」の声を大切にしながら、リョウタは今日もしなやかにLPの改善を続けている——。
まとめ:あなたのLPに「第三者の証言」をプラスしよう!
どれだけ魅力的なキャッチコピーを並べても、読者の心にある「本当に大丈夫かな?」という小さな不安を消すには、実際に試した人の「生の証言」に勝るものはありません。
今あるお客様の声が「一言感想」になってしまっている
そもそもどうやって声を回収すればいいかわからない
自社サービスに合ったLPの構成や改善案を知りたい
とお悩みの方は、ぜひ当サイトの「無料LP診断・ご相談」をご活用ください!
